コロニー落としの威力

唐突ですが、やりたくなったのでコロニー落としの威力を計算してみることにしました。参考ソースはSFアニメに詳しい天文学者、福江氏のサイトです。

老朽コロニーをむりやり隕石換算

古いコロニーということは、きっとサイズは小さいに違いない(←思い込み)というわけで、上記のURLに記載されているトーラス型スペースコロニーをモデルに採用します。近年のコロニーだとだいぶ大きくなるので質量もかなり増えることでしょう。

サイズ
半径 : 830m
内径 : 130m
重量
構造物重量 : 9,960,000t
内部重量 : 500,000t
合計 : 10,460,000t

内部重量というのは、たぶん空気やら水やら建築やら人間やらの総重量のことだと思われます。

隕石に置き換えると、軽い目の石質隕石(比重3.5前後、3.5t/m3)で計算して体積は、

10,460,000t ÷ 3.5t/m3 = 2,988,571m3
球の体積を求める公式は4/3πr3(半径×半径×半径×3.14×4÷3)、つまり
4/3πrm3 = 2,988,571m3
円周率を3.14とすると
4/3×3.14×半径(r)mの3乗 = 2,988,571m3
半径(r)m ≒ 89m

小中学生レベルの計算問題ですが、算数数学ぜんぜんダメだった人間の計算なので、間違ってたら教えてください。

……あれ? 直径180mの隕石相当? なんか意外と小さいですか?
もともとの仮定サイズがリーブラより控えめというところに根本的な問題がありそうですが。

ちなみに、

こんなページもあるので、被害規模を適用すべく計算しなおすと、

10,460,000t ÷ 5t/m3 = 2,092,000m3
4/3πrm3 = 2,092,000m3
半径(r)m ≒ 79m

直径にして160m。ますます縮んだ……。これで被害規模を当てはめてみると、衝突クレーターの半径2.4km / 巨大地震程度で,局地的に甚大な被害を引き起こすよりは『少しましな程度の被害』になります。もちろん、もっとコロニーが大きくなれば、次の『地球規模の災害』規模に徐々に近づいていきます。

さて、任意の2箇所に巨大地震並の災害が起こせるとしたら、バートン財団だったらどこを狙ったものやら。ただし、精度はあてにならなさそうですが。

ここまで書いてふと気がついた

今まで『連合には核がない』という前提で話を進めてきましたが、第8話で出てきたニューエドワーズ基地のICBMって核じゃないですかもしかして。
しかも全部爆破すると半径300kmが消し飛ぶらしいです。コロニー落とそうとしたデキムよりも、リーブラ落とそうとしたゼクスよりも、レディ・アンの方がよほど外道です

(初出 : Weblog 2004/04/05